八王子市へ! ~八王子城~

ラミッツ
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戦国時代末期の、大規模な山の要塞

東京都の中では西部、多摩地域の中では南部にある八王子市は、古くから甲州街道が通り、八王子宿の宿場町として栄えてきた市です。現在も都内で一番人口が多く、東京市に次ぐ二番目に市として誕生しました。
江戸時代よりも前の戦国時代に、北条氏照によって八王子城が築城され、城下町が形成されました。

まず北条氏とは、戦国時代に小田原城を本拠地とし、関東を広く支配した一族です。
小田原城を守るため、北条支配下を守るための支城として、以前訪れた小田原城や山中城も良かったら下のリンクからご覧ください。

八王子城が廃城されたのが江戸時代に入る前であり、残された資料が少なくて不明な点が多くあります。今から紹介する歴史は、もしかしたら事実と異なる場合があります。

八王子に城を建てた目的は、西からの防衛です。当時、関東地方ほぼ全域を支配していた北条氏ですが、八王子は端にあって山の向こうは甲斐の武田氏の支配下と接しています。武田氏とは甲相同盟(甲州と相模)で何度か和睦しているものの、対立していた時もあり、八王子は危険な地域であったようです。
そこで八王子に築城を始めたのですが、その頃は長篠の戦によって武田氏は織田徳川軍に敗れ、武田氏は滅亡した時期でした。次第に西からの勢力が強くなっていきました。

北条の家紋 北条鱗

完成した年は不明で、ある出来事まで増築を繰り替えしていたと言われています。

八王子城合戦

1590年、豊臣軍の天下統一の一環による小田原征伐が始まり、八王子城が標的となりました。城主である氏照は小田原へ援軍のため不在であり、城代(城主の代わり)や家臣、農民など約3000人が城に籠っていました。相手は上杉景勝、前田利家、真田昌幸など北方から攻めてきた武将と約15000人の部隊を連れてきました。
豊臣軍は夜のうちに、東側(正面)と北側(裏側)の二手に分かれ挟み撃ちを企み、朝に奇襲しました。
一時は攻撃が止まったものの、八王子城が落城しました。この八王子城の落城によって、北条氏は小田原城を開城することになり、豊臣秀吉が天下統一を果たしました。
小田原征伐の中で一番の残酷な戦いであり、歴史が動くきっかけとなりました。

その後の八王子城

落城以降は誰も足を踏み入れることなく、戦後の1951年頃から発掘調査が始まりました。
1990年、落城してから400年の節目で復元や整備され、現在に至ります。

八王子城が建てられた1580年前後は平城を建てるのが主流で、山城を建てる時代ではありませんでした。ただ、状況や地形を考えると建てざる負えなかったと考えられます。
八王子城は城山の頂上に本丸跡があります。圏央道のトンネルに、八王子城跡トンネルがあります。八王子JCTの北にあって、トンネルの上に本丸跡があるので、八王子城(城山)の位置がわかりやすいと思います。
山の東側の麓に御主殿跡がある居館地区があります。今回は居館地区まで散策しました。この辺りが一般的に見れる所で、本丸までは登山になるので準備が必要です。

八王子城跡見学用の駐車場に停め、山へ登っていくと管理棟があり、八王子城跡居館地区の入り口となります。
入り口から10分くらい歩くと大手門跡があります。

小さなベンチがある所が大手門があったようで、奥の橋はきれいなV字の谷を越えています。明確ではありませんが、堅堀であったようです。

大手門の堅堀を越え、10分以上進むと大きな橋があります。曳橋です。御主殿に続く橋で現在の橋は立派な作りですが、当時は敵が来るときにすぐ壊せる簡単な作りだったようです。
普通に川を越えるためでなく、わざと高さをつけているあたりが山城らしい造りとなっていて、橋をなくすと大きな堀に変貌します。
ここまで来るのに2度川を越え、坂を登って、谷をうまく活用して攻めにくい構造であったことがわかります。本丸のある山頂まで、今までの倍以上時間と距離があるので、八王子城の巨大であるかもわかります。

御主殿への道のりは険しく、曳橋を渡っても虎口によって敵を登らせないようにしています。わざと高さを出して、わざと曲がらせることによって、上から敵の様子が見やすくなっています。虎口の石畳や石垣の石はそのまま使用して、造りは忠実に復元されています。冠木門はイメージで再現し、2010年に新築したものとなっています。

冠木門の先にあるのが御主殿跡、会所があった平地となっています。御主殿跡は礎石が並んでいますが、目に見えるもの全て復元されたレプリカで、本物は60㎝下に埋まって保存してあります。
会所跡は床面まで復元されていて、間取りなどわかりやすく表示されています。

八王子城跡の管理棟から御主殿跡までが、一般的な見学コースとなっています。駐車場から少し下ると、八王子城跡ガイダンス施設があり、八王子城の全体像や詳しい解説があるので、是非行ってみてください!

アクセス

車 首都高速都心環状線 三宅坂JCTから

  • 三宅坂JCTを中央道方面に従い、4号新宿線へ進む。
  • 西新宿JCTを中央道方面へ進む。(中央環状線が合流)
  • 4号新宿線から中央自動車道へ、そのまま進む。
  • 八王子JCTを青梅方面に従い、圏央道へ進む。(山梨県、静岡県方面から合流)
  • 八王子西ICで降りる。
  • 料金所をくぐり八王子西インター交差点を右へ、県道61号線を高尾方面へ進む。
  • 橋本五差路交差点を斜め左へ、国道16号線八王子方面へ進む。
  • 八王子城跡入口交差点を右折する。
  • 道なりに進み、右側に駐車場が見える。

電車 東海道新幹線 新横浜駅から(土日祝がおススメ)

  • 新横浜駅で降り、JR横浜線の下り、八王子駅方面に乗り換える。
  • 八王子駅で降り、JR中央線の下り高尾駅方面に乗り換える。
  • 高尾駅で降り、北口から出る。
  • (平日の場合)西東京バスの美11系統の宝生寺団地行きに乗る。
  • 霊園正門で降りる。
  • 戻る方向へ歩き、栃木屋石材店の角を右折する。(一乗法華寺入口の案内がある。)
  • 突き当たりを右折する。
  • 正面に見える。
  • (土日祝の場合)西東京バスの城01系統の八王子城跡行きに乗る。
  • 八王子城跡で降りる。
  • 進行方向に歩くと正面に見える。

電車 東北新幹線、上越新幹線 大宮駅から(土日祝がおススメ)

  • 大宮駅で降り、京浜東北線に乗り換える。
  • 南浦和駅で降り、武蔵野線の上り西国分寺駅方面に乗り換える。
  • 西国分寺駅で降り、中央線の下り高尾駅方面に乗り換える。
  • 高尾駅で降り、北口から出る。
  • (平日の場合)西東京バスの美11系統の宝生寺団地行きに乗る。
  • 霊園正門で降りる。
  • 戻る方向へ歩き、栃木屋石材店の角を右折する。(一乗法華寺入口の案内がある。)
  • 突き当たりを右折する。
  • 正面に見える。
  • (土日祝の場合)西東京バスの城01系統の八王子城跡行きに乗る。
  • 八王子城跡で降りる。
  • 進行方向に歩くと正面に見える。
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相模原市 周辺

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