藤沢市へ! ~江の島~

ラミッツ
ラミッツ
2022年10月27日

観光地江の島の修行の道

湘南といえば、真っ先に江の島を思い浮かべる人が多いと思います。神奈川県藤沢市にある、相模湾に浮かぶ島であり、日本百景に選ばれている景勝地です。
実際に昨年の冬に行ってきたのですが、一言で言うと今までのイメージを覆されました。今までは江の島を、一つの観光地として捉えていたのですが、江の島を実際に散策すると思った以上に広く、思った以上に見所が多く、思った以上に険しい所でした。

江の島を訪れる王道のコースというと、まずは商店街を通って神社へお参りし、エスカーに乗って頂上を目指し、頂上にあるサムエル・コッキング苑やシーキャンドル(展望台)を見て、下山して商店街で飲食やお土産を買う、といったコースが多くの人が楽しめる王道コースだと思います。
エスカーとは、江の島の頂上へ行くための上り専用のエスカレーターです。有料ですが、無理せず登りたい方や雨天時には最適な乗り物です。
下りは階段を降りるしか方法はありません。島の西側にある岩屋の近くから遊覧船べんてん丸の乗り場があり、本土の弁天橋(江の島大橋の本土側)に行けますが、乗り場まで距離があり、どちらにしろ階段を下る必要があります。
楽しみ方は人それぞれですが、今回は江の島の歴史と自然を感じる見所を、お金をかけない健脚用コースとして紹介していきます。江ノ島エスカーは利用せず、頂上とコッキング苑に寄らない修行のようなコースです。

本土から見た江の島

コースの道のりは約3㎞、所要時間は約42分ですが、カメラを片手に持ってあちこち撮影していくと、半日ぐらいかかるかもしれません。

聖天島公園

島の東側、江の島大橋から向かって左側へ行き、聖天島公園を目指します。自分は行き忘れてしまいましたが、江の島の地形の変動の歴史を知ることができます。
大昔、江の島の東に聖天島という小島がありました。鎌倉時代に、僧の良真が聖天島に弁財天が現れたのがきっかけで辺津宮(江島神社)が建立されました。当時から神聖の場所となっていて、島にあった祠が現在は岩の脇にあります。
1703年の元禄地震により隆起して江の島と陸続きになりました。
1962年に湘南港、ヨットハーバーの埋め立てによって岩の上部が突き出た形となりました。島全体にいえることですが、猫が多く見かけます。

中津宮

聖天島公園から西へ山頂を目指します。直接西へ行こうと思えば行けるようですが、細い路地で住宅街を通るのでお勧めはできません。来た道を戻って青銅の鳥居をくぐって参道を通っていく方が無難で、あまり時間差はありません。
山の中盤にある鮮やかな朱い社が特徴です。平安時代に岩屋で修行をしていた僧の円仁が、弁財天の告げによって853年に創建しました。江戸時代の1689年に改築され、1996年に大改修が行われました。肝心な社殿を撮影し忘れてしまいましたが、中津宮の入り口の手前にある展望デッキからの景色を撮影しました。

展望デッキから江の島の北東側の景色が見え、手前の広場が聖天島公園です。奥にヨットハーバー、海の向こうは鎌倉方面になります。

岩屋

度々岩屋というワードを出しましたが、江の島の南西側にある洞窟で、江の島大橋の反対側にあります。
中津宮からエスカー乗り場を通過し、階段を上ります。ひたすら御岩屋道を通ります。

このように細い道の両側にお店が並び、遠くに富士山が見えます。商店街を抜けると奥津宮があり、奥津宮も今回は通過します。
奥津宮を過ぎると急階段になっていて、撮影をする余裕がないほど大変でした。

階段を下ると海沿いに出て、富士山が良く見える絶景スポットとなります。撮影している場所は橋の上で、赤い橋が特徴の岩屋橋です。不安定な岩場の上を通っています。渡り切ると岩屋が見えてきます。

岩屋の内部へ入洞するのに料金が設定されています。入洞量は大人500円、子供200円となっています。
波の浸食によって洞窟ができました。奈良時代に役小角、平安時代に空海、円仁、時代を越えて岩屋は僧の修行の場所でした。道や橋が整備されてない時代から、岩屋へ行くまで険しく大変な道のりです。
洞窟の内部は照明があるものの奥へ進むと、スタッフの方からろうそくを渡され、片手で持って進んで行きます。現在は石仏像が展示されています。
それが奈良時代とか照明がないので、暗闇の中修行をし、弁財天からの告げによって江島神社の中津宮を建てました。つまり、江の島が信仰の地となるはじまりは、この洞窟の岩屋であったこととなります。
後に源頼朝が奥州藤原秀衡征伐を江の島で祈願したことを知れ渡り、多くの人が江の島へ参拝するようになりました。

稚児ヶ淵

岩屋を後にし、岩屋橋を渡り来た道を戻ります。台のような岩場のある所が稚児ヶ淵です。地震による隆起現象で、浮き出たような形になっています。この写真のアングルでは富士山が見えませんが、西側に富士山が見えるので夕日と富士山を一緒に撮影できる絶景スポットです。
稚児とは子供の意味で、白菊という子供がこの場所から身を投げたことから、稚児ヶ淵と名が付きました。こういった岩場は滑りやすいので、むやみに立ち入ると危険です。

帰り道

稚児ヶ淵から再び来た道を戻ります。奥津宮を過ぎて商店街に入ります。商店街の中に羊羹屋さんがあるのですが、羊羹屋さんの向かいに下道へ続く道があります。T字路を左折します。この下道は大鳥居がある仲見世通りまで下っています。江ノ島の中では比較的緩やかな坂ですが、途中に見所が無く、森と住宅街がある静かな場所が続いています。仲見世通り込みで江の島入口まで約16分、約1㎞、自分との戦いです。稚児ヶ淵、岩屋辺りから遊覧船べんてん丸に乗ることは可能ですが、今回はあくまでも修行の道ということで自力で歩くことにしました。
たまに島の外が見えて、富士山が見えた時の写真がこちらです。

聖天島公園、中津宮、岩屋、稚児ヶ淵を見る節約修行の道というルートを紹介しました。江ノ島の自然や歴史を知ることができて、良い体験をしました。現在は道や道標、橋、商店街など整備されていて、僧が修行していた時代と比べると、かなり環境が整っています。逆に修行しに来た僧の方が、かなり過酷な環境だったと思います。この修行僧たちのおかげで、江の島がここまで繁栄しているので、頭が上がりません。
これコースはあくまでも自分流ですので、参考にしてもしなくてもどちらでも構いません。他にも江の島に見所がたくさんあるので、次の機会に紹介していきたいと思います。
是非行ってみてください!

アクセス

車 圏央道から

  • 茅ヶ崎方面を目指す。
  • 茅ヶ崎JCTを茅ヶ崎市街方面へ、斜め右に進む。
  • 茅ヶ崎海岸料金所を出て、柳島交差点を左折する。江の島方面、国道134号線に入る。
  • 浜須賀交差点を直進するので、なるべく右側車線にいた方がいい。
  • 江の島入口交差点を右折する。
  • 江の島大橋を渡る。江の島島内に駐車場がある。

車 第三京浜から

  • 保土ヶ谷方面を目指す。
  • 保土ヶ谷料金所を通り、保土ヶ谷JCTを横浜新道方面へ斜め左へ入る。
  • 横浜新道を経て、そのまま国道1号線に入る。
  • 東俣野交差点を直進し、江の島方面へ行くため右車線に入る。
  • 藤沢バイパス出口交差点を直進し、県道30号線に入る。
  • 藤沢橋交差点を江の島方面へ左折する。
  • 江ノ電踏切を右折する。(ハックドラッグがある方へ)
  • 片瀬東浜交差点を右折して国道134号線に入る。
  • 江の島入口交差点を左折する。
  • 江の島大橋を渡る。江の島島内に駐車場がある。

電車 上野東京ライン、東海道線から

  • 藤沢駅で降りて、小田急江ノ島線の下り片瀬江ノ島行きに乗り換える。
  • 片瀬江ノ島駅で降りる。
  • 出入り口正面の弁天橋を渡ると江の島が見える。
ラミッツ
逗子市 周辺

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