伊勢原市へ! ~大山~

ラミッツ
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パワースポット、古来から続く大山詣

厚木市と秦野市の間にある、神奈川県の中央寄りに位置する伊勢原市に行ってきました。国道246号線や小田急小田原線が東西に通り、2020年には新東名高速道路のインターチェンジ、伊勢原大山インターが開通しました。
インターチェンジの名前にあるほど、伊勢原市の北西部に大山という山があります。

七沢森林公園のおおやま広場から見た大山 

大山について

名前の通り、周囲の山より大きいから大山ですが、名前の由来は山頂に大山祇神が祀られていることから大山と呼ばれているようです。山頂から縄文土器が発掘されたそうで、古くは縄文時代から大山への信仰は始まったのではないかといわれています。
それから源頼朝など多くの武将が参りに来て、江戸時代には多くの参拝客が来たと伝えられています。
山頂に本社、山の中腹に下社があり、あわせて大山阿夫利神社となっています。
阿夫利(あふり)とは、大山の別名で「雨降り山」から阿夫利山と呼ばれるようになったそうです。相模湾から湿った空気(水蒸気)が大山に当たり雨が降りやすく、雨乞いの神として、農業や江戸の火消しなど、江戸(関東)の庶民から信仰を集めました。

大山阿夫利神社 下社

大山の気軽な観光

今回は登山の準備をせず軽装備での観光として、大山の見どころを紹介していきます。車では市営第二駐車場、バスでは大山ケーブルバス停が、大山観光のスタート地点となります。
ここまでの道中は道が細く急坂な道路を通ってきましたが、ここからはさらに険しい地形であり、軽装備といえど歩きやすい格好で来るのが必須条件です。

こま参道

まずはこの参道を通って行きます。通るというより登るといった表現が正しいです。階段がたくさんあり、大山の民芸品の大山こまのからこま参道と呼ばれています。江の島の参道に似ていますが、こちらの方が階段が多めで、アーケードのような屋根があるのが特徴です。
主に旅館や、大山の民芸品である大山こまの土産物店、大山の豆腐を使った豆腐料理店が並んでいます。大山の木や水、謝礼で受け取った大豆を、技術を生かして大山独自の文化が江戸時代から続いています。創るのも、参拝客を迎えるのも現在も継がれています。

大山ケーブルカー

こま参道を抜けると、大山ケーブル駅が見えてきます。ここから大山阿夫利神社下社まで、徒歩で30~40分かかる坂や階段を、約6分で登ります。1931年から開業しています。戦時中は一旦廃止になったものの、総延長0.8㎞間、高低差278mという急勾配を、昇降しています。
2015年に車体が変わり、前後異なる先進的なデザインに、景色が見やすいに大きい窓が特徴的でカッコイイです。
車両は2両で、途中で行き違いで線路が分かれますが、そこに途中駅があります。
ケーブルカーで唯一の行き違いに駅があるのが特徴で、途中駅の大山寺駅で2車両が並んで停まります。その姿をここでしか見れないのですが、撮影忘れてしまいました。車内からの景色も、写真に収めるのも忘れていました。そのぐらい時間があっという間に到着します。
上りも下りも大山寺駅で降りることができますが、今回は大山ケーブルカー駅から阿夫利神社駅まで一気に昇り、帰りに大山寺駅に降りることにしました。

大山阿夫利神社 下社

先にも紹介した大山の中腹にある大山阿夫利神社の下社は、大山阿夫利神社駅から階段を登ると下社拝殿があります。縄文時代から信仰が続く大山阿夫利神社には、三柱の神が祀られています。
大山祇大神(オオヤマツミノオオカミ)、日本神話に記されている男神で山の神、水の神です。大山を目印に船の航行することに海運、産業の神とも信仰されています。さらに酒造の祖神としても信仰されています。
高龗神(タカオカミノカミ)、日本書紀に記されている水神様で祈雨・止雨の神として信仰され、小天狗とも称されています。
大雷神(オオイカヅチノカミ)、日本書紀に記されている雷の神様で火災・盗難除けの神として信仰され、大天狗とも称されています。

もう一つの見どころは、後ろを振り向くと素晴らしい景色が広がっています。当日は天候が良く、江の島、三浦半島、奥の房総半島まで見えました。ミシュラングリーンガイド二つ星で紹介され、自分を含む多くの人がこの景色に魅了します。時期によって(年末年始など)ケーブルカーが5時~9時、17時~17時半まで運行するので、日の出や夜景を見ることができます。詳しくはホームページで確認してください。

大山寺

下社から山頂の本社の道のりは約一時間半の登山となるため、準備が必要となります。引き返してケーブルカーの途中駅で下車して、大山寺に寄りました。
奈良時代の755年に東大寺を開山した良弁僧正によって創建された古刹です。元々は阿夫利神社下社にあったようで、当時から江戸時代まで神仏習合であったため、神社と寺院同じ場所にありました。
明治時代に神仏分離令によって神社と寺院を分けるため、現在の位置に再建しました。
成田山新勝寺、高幡山金剛寺と共に関東三大不動に数えられることがあります。
鎌倉時代で衰退したのですが、後の1264年に願行上人によって再建されました。その時に造られた鉄造不動明王二童子像が国の重要文化財に指定され、8のつく日に開帳されています。

以上で軽装備で行ってきた大山の観光、見どころを紹介しました。これから迎える年末年始は混雑するかもしれませんが、下社から見る初日の出は美しい景色が見えると思います。本社の山頂へ行くのもいいし、軽装備で今回のルートで行くのも、古来からの大山の魅力を感じることができます。是非行ってみてください!

アクセス

車 東名高速道路(東京方面)から

  • 首都高速3号渋谷線から東名高速道路に入る。
  • 伊勢原JCTを新秦野方面へ進む。新東名高速道路へ左車線に移る。
  • 伊勢原大山ICで降りる。(名古屋方面からの場合、新秦野ICから新東名高速道路に入る。)
  • 料金所を通り、伊勢原大山IC入口交差点を右折する。大山方面へ進む。
  • 大山入口交差点を右折する。大山方面へ進む。
  • 道なり(県道611号線)に進み、右側に市営第二駐車場が見える。

電車 JR八高線、川越線、中央線 八王子駅から(町田駅、海老名駅)

※スマホか、小田急小田原線の各駅で券売機か窓口で丹沢・大山フリーパスAキップを購入して、小田急小田原線本厚木駅~渋沢駅からバス、ケーブルカーまで乗り降り自由となります。購入する手間が省けて便利でお得です。(一か月以内有効)

  • JR横浜線の上り、町田駅方面に乗り換える。
  • ※町田駅で降り、小田急小田原線の下り小田原駅方面に乗り換える。
  • 伊勢原駅で降り、北口から出る。
  • 神奈川中央交通西の伊10系統の大山ケーブル行きに乗る。
  • 大山ケーブルで降りる。
  • 降りてすぐにこま参道入口が見える。

電車 東海道新幹線 小田原駅から

  • ※小田急小田原線に乗り換える。
  • 伊勢原駅で降り、北口から出る。
  • 神奈川中央交通西の伊10系統の大山ケーブル行きに乗る。
  • 大山ケーブルで降りる。
  • 降りてすぐにこま参道入口が見える。
ラミッツ
小田原市 周辺

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